子どもが小児喘息を患っていたこともあり、以前から都内の空気環境には不安を感じていました。排気ガスやヒートアイランドの影響もあり、日によっては外遊びを控えざるを得ないことも。
そんな中、夫婦で「もう少し自然の近くで暮らしたい」と話すようになりました。
実は、私たち夫婦ともに幼少期を海の近くで過ごしており、波の音や潮風に包まれた日々が心の原風景として残っていました。
その記憶が背中を押すように、「子どもにも自然の中で伸び伸び育ってほしい」と思い、湘南エリアへの移住を決めました。
都内へのアクセスを確保しながら、海や森が身近にあるこの地域は、まさに理想のバランスでした。
■ 移住して良かったこと
1. 自然とともにある日常
朝の散歩で潮の香りを感じ、週末は浜辺で砂遊び。
森の公園で虫取りやどんぐり拾いをするなど、子どもが外で過ごす時間がぐんと増えました。
都会では味わえなかった四季の変化を、家族みんなで感じながら暮らしています。
2. 住宅費用にゆとりが持てた
都内に比べると、同じ広さや条件の住宅でも1〜2割程度は割安に感じます。
築年数や駅距離によって差はありますが、「リビングに少し余裕を」「子ども部屋をもう一部屋」といった希望を現実的に叶えることができました。
■ 移住後に感じた注意点
1. 通勤には時間の工夫が必要
都内の職場まではおおよそ1時間前後。
湘南ライナーや始発電車を活用すれば快適ですが、リモート勤務を組み合わせられる職種であれば、より負担が軽くなります。
個人的には、通勤時間を「自分の時間」として読書や音楽を楽しむようにしています。
2. 車があると生活の幅が広がる
藤沢市内は交通の便が整っている一方で、細かな移動には車があった方が便利です。
特に買い物や子どもの送迎などでは、車が生活の一部になりました。
ただしその分、ガソリン代や駐車場代などのコスト面も考慮する必要があります。
■ まとめ
湘南エリアでの暮らしは、自然の豊かさと都心へのアクセスのバランスが取れた理想的な環境だと感じています。
何より、子どもが海辺で笑いながら走り回る姿を見ると、「移住して良かった」と心から思います。
もちろん通勤や交通面での工夫は必要ですが、それ以上に得られるものが多いと感じています。
これからも、この海と空のある生活を家族で大切に育てていきたいと思います。